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Supernaturalトップ > スペシャルインタビュー vol.2 馬淵 哲矢氏

スペシャルインタビュー

馬淵 哲矢氏

株式会社ボン イマージュ、株式会社シグノ 代表取締役
馬淵 哲矢氏
Tetsuya Mabuchi

国内外で活躍するモデル、フォトグラファー、ヘア&メイクアーティストが所属するマネージメントオフィス『株式会社ボン イマージュ』、アーティストの エージェント『株式会社シグノ』の代表を兼務する馬淵氏。冨永愛やRILA、すみれなどのトップモデルを世界の舞台へ送り出し、ファッション業界では この名を知らない人はいないというほどの敏腕ディレクター。

「株式会社ボン イマージュ」サイト http://www.image-tokyo.co.jp/
「株式会社シグノ」サイト http://www.signo-tokyo.co.jp/

Q.モデルマネージメントオフィス『ボン イマージュ』、アーティストのエージェント『シグノ』のエグゼクティブディレクターと して国内外問わず活動されている馬淵さんですが、日本人の美意識が変化したと感じるところはありますか?

もともと、日本人の美意識は世界各国と比べても非常に高いと思います。ジョン・ガリアーノやカール・ラガーフェルドもお忍びで渋谷に来て、インスパ イアされて帰るというくらいですから。例えばギャルブランドもマイノリティがマジョリティに変わって、皆さんが認めているかたちになっていますが、そ の地位まで持ち上げたのは若い人たちのムーヴメント。日本人の美意識がここ数年で高くなったというよりは、もともと持っている美意識によってつくり 出される商品を全世界へ情報発信できるようになり、注目される機会が増えているのだと思います。

愛もよく「世界へ出ることによって日本の良さが分かる」と言います。日本に居るとついつい見落としてしてまう日本の良さを再確認する意味でも、若い 人はもっと海外へ出ていくべきだと思いますね。日本で育て上げた文化を世界へ輸出していくグローバルな動きが今以上に必要だと。

Q.昨年、立ち上げられた「ULTRA BLOGGERS」は、世界 各国の人気ブロガーの記事が読めるんですよね?

今までは、海外の有名ブロガーを日本の雑誌が特集しても、英語表記が 壁になりフォロアーがつかない。気に入ったブロガーがいても、それぞれ のサイトに飛ばないと読めない手間など、ブロガーが浸透しない問題が ありました。「ULTRA BLOGGERS」では、有名ブロガーの記事をひとつの サイトで全て読むことができ、24時間以内に全て翻訳し掲載しています。
また日本人ブロガーの記事も英訳しているので、世界中に情報を発信す ることができるんです。

「ULTRA BLOGGERS」 http://www.ultrabloggers.jp/

Q.海外ではルミ・ニーリーなどブロガーの存在が確立して いますが、日本のブロガー事情は?

日本のブロガーというのは、いわゆるアメブロなどのダイヤリーが多く、 ブライアン・ボーイやキアラといったファッションブロガーは皆無に等しい。 「ULTRA BLOGGERS」では、日本人ブロガーを育てていこうという思いも あります。世界レベルで見たとき、現在の日本人ブロガーのクオリティは 残念ながらまだまだなんです。例えば、韓国出身のNAM.というブロガー は、BAGというテーマで路上のスナップを撮りますが、そのクオリティは 非常に高い。彼はプラダやミュウミュウにも呼ばれてミラノへ行くし、ルミ・ ニーリーもモデルとして活躍するなど、世界にはそんなブロガーが沢山 いてチャンスを掴んでいる。そういった日本人ブロガー出てきたら、絶対に 面白いと思います。

Q.日本と海外の"自分の見せ方"の違いは?
商品や技術に対する熱意や探究心、女性の美に対する思いもすべてがいい意味で意外!!です。

まず根本的に大きく違うのは、自分の意志や意見に自信を持っているという点です。
海外では、服やヘアスタイル、メイクで内面を表現するという考えが一般的なので、自分の見せ方によっては大きくマイナスになることも、プラスになる こともあります。そういう意味では、日本よりシビアかも知れませんね。自己表現を間違うと、扱いが大きく変わる社会だから。
僕が海外に行ったとき恥ずかしいと思うのは、まるで娼婦のような格好をしている日本女性。日本に居るときはよくても、そのままの格好で海外へ行く と娼婦の扱いをされてしまいます。露出するのがダメというワケじゃなく、洗練されたルックスをまとって欲しいですね。

Q.富永愛さんをはじめ、RILAさん、すみれさんなどのトップモデルを 海外のコレクションに送り出した馬淵さんが思うアジアンビューティ とは?

日本人に限らず、海外のオリエンタルな女性のメイクって決まっていますよね。アイライ ンが強めに入っていて、「いかにも」みたいなあのメイク。僕はあれが分からないし、間違 っていると思います。オリエンタルの良さを強調しているメイクかもしれないけど、日本で 美しいと思われているメイクこそそのまま海外へ持っていっても、同じように美しいと思う はず。でも海外のヘアメイクの人たちは、あのオリエンタルなメイクをしたがるし、それが いいと思っているんです。髪に関しても、「日本人の髪はすごく綺麗なのに、みんな染め ているのは何故?Should Be natural」とみんな言います。日本人はみんな外人になりた いと思ってるってね。でも僕は、髪が黒くてお人形のようなオリエンタルルックも綺麗だと 思うけど、違う美しさも表現すべきだと思うんです。髪色を変えることで、似合う洋服や メイクも変わるし、通り一遍なアジアンビューティからは脱するべきだと。
いわゆるアジアンビューティーではなく、日本文化の中で育ったハーフのモデルたちや 赤文字系雑誌のモデルたちがパリコレのランウェイを歩くのだってアリだと思っているし、 そうなったら面白いと思います。

Q.確かに面白いですよね。なんとなく、世界で勝負できるのはモード系という意識がありますから。
商品や技術に対する熱意や探究心、女性の美に対する思いもすべてがいい意味で意外!!です。

日本で綺麗な女性は、世界へ行っても綺麗なんですよ。昔、僕がパリに滞在していたとき後藤久美子さんはすごい人気でしたから。彼女の存在は、ほ とんどのパリジャンが知っていました。美しいものは誰だって美しいと思う、単純なことなんです。だから別にジャパニーズビューティじゃなきゃいけな いワケではないんです。

Q.日本男性のお洒落については、どう思いますか?

日本のメンズファッションについては"男のお洒落は見た目じゃなくて、中身だから"と声を 大にして言いたいですね。女性から見て、変にキメすぎなのも嫌でしょ?あまり外見にとら われず、内面を磨いてグッチやアルマーニをさらりと着こなせるような日本男性が増えて 欲しいと思います。

Q.日本女性にビューティアドバイスを。

分かっているとは思いますが、普段の心がけですね。例えば愛は、ジュースなど一切飲 みません。お水、お茶しか飲まない。基本的に甘いものはあまり食べないし、食べるときは 和菓子。朝昼晩、一日三食しっかり食べますが、夜は炭水化物を摂らないとか、肌をキー プするために、化粧はしっかり落とすとかね。基本中の基本を徹底することが難しいんで しょうが、それをするだけで美しくなると思います。僕がよく若いモデルたちに言うのは、 今気をつかえば5年後にその差は確実に現れるってね。すごくシンプルなことを意識して、 継続することが大切だと思います。

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