Supernaturalトップ > スペシャルインタビュー vol.3 半田 まゆみ氏
Q.最近の学生を見て思うことは? 以前と比べて変わったことはあるのでしょうか?
最近よく言われていることですが、確かに以前と比べると小さくまとまっているというか、将来やりたいことを見つけられていない学生が多いように思います。
オープンキャンパスなどに来る高校生は、やりたいことが見つかっているからまだ幸せで、自分の意見を持つ、一人で行動することが出来ない子が多いですね。
実は私も高校時代はこう見えても大人しかったんですよ。甲南女子中・高校に通っていて、当時は良妻賢母を方針としていた同校ですから、私も今のように自分の意見をはっきり発言するようなタイプではありませんでした。
数年前に甲南女子高校から卒業生代表として、パンフレットに載って欲しいと言われて。
結婚もしていないし、丸刈りだし、私でいいんですか?って聞いたんですけど(笑)、今は国際的に活躍できる女性を期待しているということで。時代も変わりましたね…。
Q.学生時代に大人しかったというまゆみ先生が、今のようにエネルギッシュに行動できるようになったキッカケを教えてください。
関西学院大学を卒業し理美容業界で働くようになった後も、25歳くらいまでは女性として結婚のことや、このままこの仕事を続けていけるのかなど迷いはありました。しかし、30歳が近づくにつれて吹っ切れていったような気がしますね。
また、世界的な前衛芸術家である嶋本昭三氏との出会いも、私の人生に大きく影響を与えたと思います。私はネイティブアメリカンのヘアを研究し、髪をスピリチュアルなものとする考えに触れました。その恩返しの意味も込め、女の命ともいえる髪を捧げるパフォーマンスとして自分の髪を丸刈りにしたのです。
その時も、多くの人が反対するなか嶋本先生だけが「やったらいいやん」と賛同してくれました。失敗したって自分が決めたことだから後悔はしない。それ以来、私は学生から悩みを相談されたときは、「やってみ!」と背中を押してあげるようにしています。