Supernaturalトップ > スペシャルインタビュー vol.9 黒石 和宏 氏
Q.私もSABONのショップへよく行きますが、スタッフさんの対応がすごく心地いいと感じます。
スタッフ教育は、どのように行っているのですか？
スタッフのみんなには、SABON という船の中でのあなたの存在意義という話をよくします。スタッフが嬉しそうに・楽しそうにSABONの良さをお客様に伝えてくれることが何よりも大切だと思っているので、僕が売上に関して言うことは一切ありません。お客様と楽しい時間を共有することができれば、ご購入していただける機会も自然と増えるだろうという考えなので、売上目標も設定していないんです。数字を上げることを中心に置いて考えている店よりも、スタッフ一人ひとりがお客様のためにできることを考えている店づくりが僕の理想。教育というよりは、スタッフが自分たちで考える環境をつくることに重点を置いています。
Q.なるほど、だから皆さん楽しそうに働いているんですね。私のような男性客に対しても、すごく丁寧に説明してくれますから（笑）。「こんな感じの女性にプレゼントしたいんだけど、何がいいかな？」って相談する男性客も多いのでは？
そうですね。実は男性のお客様にもよく足を運んでいただいております。ホワイトデーの時期には、店内にいるほとんどが男性のお客様なんてこともありますよ（笑）。サボン商品の価格は“プレゼント買い”にちょうど良いんでしょうね。「ラッピングもお洒落だし、女性に喜ばれる」とご好評をいただいております。
Q.日本女性の美意識の変化を感じることはありますか？
3歳の女のコも、80歳のおばあちゃんも「キレイになりたい」と思う“意識”という点においては変わらないと思います。ただ以前は、そうした意識がファッションやメイクを中心に向いていたのが、今はネイルやボディケアなど選択肢が増えたという環境の変化はあるでしょうね。
